kai4562

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超!A&G+に人権を取り戻す madVRによるアップスケーリング

文化放送が運営している超!A&G+というインターネットラジオ及び動画配信サービスがあります.
声優オタク各位は一日中それを見たり,人によっては全番組を記録したりしているわけですが,このサービスには大きな問題があります.
画質が大変に悪いのです.解像度は320*180とガラケーを思い出します,ワンセグです.ビットレートも88kbpsに抑えられています.フレームレートはワンセグ以下の10FPSです.*1
というわけで,今回は超!A&G+をどうにか高画質で楽しむということをやっていきます.

madVR

madshiによって開発されたビデオレンダラです.
導入等に関してはこちらを読むのが早いので割愛します.実際に使う場合はこちらを参考に設定することになると思います.
HTPC高画質化編 其の二、最高画質、最強な動画レンダラーmadVR - アキバエイデン
なおmadVRは大変重いため,場合によってはグラフィックボードを追加・交換することになるかもしれません.私はGTX1060 3GBを買いました.
madVRに搭載されている各種アップスケーリングアルゴリズムは色々な方がテストしているので,適当に調べて試すのがいいと思います.
一応フレーム補間のようなこともできますが,強烈にヌルヌルするというわけではありませんでした.フレーム補間をやりたい方はSVPをアレしましょう.

やる

その前に超!A&G+の番組をどうやって持ってくるのかというと,自分でRTMPDumpとかでよしなにやるとか色々あるんですが,私は以下のソフトウェアを使わせていただいています.
超!A&G+を録音・録画・保存する方法(自力開発編1) | ひろたかのアニメ感想ブログ
これを使って番組を保存しています.


まず今回使用したシーンの元解像度のスクリーンショット(後から気づいて撮ったので位置がずれています)



これをアップスケーリングしていきます.このサイズの画像をFHDまでアップスケーリングしているので,無理があるというのはお分かり頂けると思います.

VLCによる拡大(多分バイリニア)

吊るしの設定のVLCで再生した場合の例です.1920*1080まで拡大したものを縮小及びクロップしています.






MPC-HC+madVR

続いてMPC-HC+madVRで再生した場合の例です.1920*1080まで拡大したものを縮小及びクロップしています.
madVRのスケーリングに関する設定は,
chroma upscaling:NNEDI3 256neurons
image doubling:double luma resolution NNEDI3 128neurons
image upscaling:Lanczos 3taps anti-ringing filter
となっています.






比較

左がVLC,右がMPC-HC+madVRです.



負荷など

上記の設定でGPUへの負荷は10%程度です.所詮320*180 10FPSのソースなので,計算量は大したことないということなのだと思います.
これがVGA程度で30FPSとなると突如爆発し,GPU負荷は50%程度になります.
720Pのソースになると,image doublingはNNEDI3 16neuronsが限界でした.32neuronsは多少ドロップが発生します.
CPUが足を引っ張っている可能性もあるので,その辺は今後研究していきたいところです.

まとめ

ある程度効果はあります.
SD画質しかないアニメとかを見るのにも割といいと思います.
ただどうしようもないことがあって,
超!A&G+はビットレートが低すぎてブロックノイズがやばいからアップスケーリングとかいう問題ではない*2
終わりです.

*1:よく考えてみると,声優コンテンツに画質って重要なのだろうかという気がしてきますね

*2:ffdshowとかでなんかいい感じにやれたりするんですかね